資格について

毎日様々な情報を発信しているインターネットは多くの人に利用され、大きな宣伝効果を期待することが出来ます。その中で、自分の会社をアピールしたい、自分の作っている商品を紹介したいと思うと、伝えたい情報を分かりやすくアピールし、アクセスした人が必要な情報を手に入れることが出来るような、良質なWEBページを作ることがとても大切になります。

人間の印象形成の多くは「視覚」によって形成されています。そのため、WEBページの視覚的な美しさ、ページのわかりやすさ、ページの使いやすさを追求等によって、そのページが訴えたいことが左右されているのです。つまりWEBページのデザインを追求することに、伝えたい情報を伝えることが出来るのか、あるいは不十分な情報伝達で終わってしまうのかがかかっていると言っても過言ではありません。

ホームページWEBデザイナーとは、そんなWEBページを作成する専門家です。クライアントから依頼されたホームページのデザインを手掛けることが主な仕事ですが、クライアントのイメージしているWEBページを作成するために、専門的な知識や技術を駆使して全体のデザインを構成していきます。

WEBデザイナーの仕事は大きく分けると3つの仕事に分けられます。1つ目の仕事は全体のレイアウトの構成です。目立たせたい情報は大きく、そうでない情報は小さくといったように、全体のバランスを見ながら情報の配置を構成していきます。

2つ目の仕事は色彩を決めることです。色の配色や、装飾をどのように行うのかが決められていきますが、「Illustrator」や「Photoshop」等の専門的なソフトを使用することが多く、これらの操作方法に精通していることが必要になります。ここでは高度な専門的な知識・技術が求められることになります。

3つ目の仕事は、「コーディング」と呼ばれるものです。WEBデザインをするには、WEBページを構成するための専門的な「言語」と呼ばれるものが使用されます。代表的な言語には、文字や画像を表示するためのHTML、文字の配置や大きさ、フォントなどを決定しているCSS、ページの動きを司っているJavaScript等が挙げられます。

それぞれの言語が持つ役割が異なっており、文字の色や大きさひとつをとっても細かく指示を出していかなければなりません。そのような言語に精通し、クライアントがイメージしているWEBページに近い形のものを作成する専門的な技術と知識、そして根気が問わる作業です。

このような流れでWEBデザインは作られていきますが、大切なことはクライアントの要望を正確に捉え、クライアントのイメージに即した形でのデザインを提供し、良いデザインを作っていくことになります。単にWEBデザインに関する知識や技術を身に着けていれば良い分けではなく、クライアントと相談をして、一つのものを作り上げることが求められます。そのためには、相手の話を聞く力や、相手のイメージからデザインを想像する力など、コミュニケーション能力も問われる仕事となっています。

WEBデザイナーとして活躍する際には、特に資格は必要とされていません。しかし、資格を取得していることで仕事に結びつきやすくなり、即戦力として企業から求められる人材になることが出来ます。ホームページWEBデザイナーも、そのような資格の一つです。

WEBデザイナーの多くはデザイン事務所に勤めながら仕事を請け負っていますが、専門的な資格を習得していれば自宅でフリーランスとして活躍することも可能です。また、ホームページWEBデザイナーの資格は、自宅やカルチャースクールでデザインに関しての教室を開き、講師として活躍できる資格となっています。資格を取得しておくと、働き方の幅を広げることが出来ます。

受験資格

誰でも挑戦することが出来ます

試験内容

試験は筆記試験になります。ＷＥＢデザインにに関する、一定以上の専門的な知識やデザインのセンス、「Illustrator」や「Photoshop」等のグラフィックソフトに関する知識や技術を有しているかが問われます。

合格率

平成26年度は、受験者数8977人に対して合格者が3425人であり、合格率は38.1%となっています。

試験日程

試験の1カ月前が申し込みの期間となっています。日本デザインプランナー協会のHPから受験の申し込みを行うと、自宅に問題用紙と回答用紙が送付されます。定められた期日までに回答を行って、回答用紙を送付することで受験となります。

試験会場

在宅での受験です

試験費用

費用は1回1万円になります

合格発表

合否の通知は、受検した翌月20日に送付されます。

資格の主催団体・組織